2014年1月5日日曜日

一月の映画メモ

二月になってしまいましたが、一月に見た映画の感想を書きます。

永遠の0

面白いよ!と聞いて親戚の付き合いで鑑賞し、面白くなかったとは大きな声では言えないけども、話の聞き手が号泣したり叫んだりするのは見ていて辛かった…。三浦とその姉がグスグスする度に「おめぇが泣いてんじゃねぇよ!」とスクリーンに向かって叫びたくなってしまう。最初のシーンとラストシーンは映像がかっこ良い。周りの日本人と比べて岡田が不自然なほど美形なのでイケメンいじめみたいなものが軍内部で起こらなかったか心配した。あと、あんな漫画みたいなヤクザいないだろと思ってしまった。ヤクザの親父と三浦のハグは素敵だった。萌えた。

カッコーの巣の上で

「時計仕掛けのオレンジ」と同様に管理社会の恐怖を描いていたと思うのだけどそれだけではない所が面白かった。管理された場所で自由を求め、抵抗し、周りの人間に勇気や元気を与える所は「暴力脱獄」に似てた。永遠の0にもその点似てるっちゃ似てるw誰が自分を束縛しているのか、自分から自由になるにはどうしたら良いのか、自分に置き換えて考えられることが多い映画だった…。見終わった後悶々と考えてしまう。

きっとうまくいく(二回目)

話がわかっているので伏線が沢山張ってあることに気がつき楽しめた。本当にこの映画は一年に一度は見直したいレベルで大好きだ…。

くたばれ無責任

Huluで鑑賞。たまむすびの「きっとうまくいく」の解説で無責任シリーズとの関連性が指摘されていたので気になっていて見た。意外にお色気シーン(まさにこの表現が適切であるような古臭いタイプの邦画サービスシーン…)が多く、ザ・日本の企業社会が、これでもかというくらい露骨に、マンガチックに描かれていた。日本企業の慣習のステレオタイプはこれらのシリーズによって作られたのだろう。ストーリー的には、今期のドラマで放送しても通用するような普遍性のある話。

スペル

サム・ライミのおポンチコメディーホラー、ということで以前から気になっていた。Huluで鑑賞。確かに笑える所はあったが、町山氏の解説を聴いていたこともあり、切実な話として真面目に見てしまった。。主人公の女の子はまじめで、とても可愛いくて好感が持てる。

イージーライダー

どの映画本にも出てくるので見た。ロードムービーというものを知らなかったのだが把握した。麻薬もやるし、見た目も怖そうなおっちゃん達が、(一人はお兄さん?)先住民やヒッピーに優しい眼差しを向ける姿が愛しかった。ラスト、知らなかったのでビックリ。また何年か後に見たい。

太陽を盗んだ男

水道橋博士のイチオシということで見ることに。自宅で原子力爆弾を作るシーンはちゃちくってつい笑ってしまったが…(終盤の不死身の刑事のシーンも)主人公と刑事を、それぞれ一つの思想の象徴として描くところはきっとダーティーハリーなんかと似ているのだろう。今若い人が見ても、グッとくるシーンは沢山あるだろうと思う。オススメ。ラストはいやーな気分になる。


マーズアタック

クソつまらんかった。時間返せというレベル。90年代の人を殺して見せ場にするという嫌な風潮がある映画だった。そのジャンルだった、ダイハードくらい面白くしてくれないと見る意味がない。

スタンドバイミー

古典だから、ということで見た。眼鏡の少年のブチ切れ具合が思い出すだに怖いwwああいう子供は私の小学生の頃にもいた気がする。一度見始めたら一気に見てしまう。この頃の映画では小学生がタバコ吸っている場面が結構あって、他人事ながら健康が心配になる。

大脱出

ニッポンダンディでチケットが当選したのでみに行った。なんてこと無いのだけど、スタローンとシュワルツネッガーが2人どん!といるのは流石に見応えがあった。すごく面白かったかと言われれば、まぁ、普通…。

地獄

Huluにあって面白そうだったので見た。とにかく地獄の描写は凄い、というか、見ていて楽しかった…。しかし、監督が、結構本気で地獄を描きたかったのだろうという気持ちが伝わってきた。とにかく話はエグい。そして、地獄の描写もエグい。主人公の赤ん坊が出てくるシーンは妙にグロテスクに感じた。



以上が一月に見た映画11本とその感想でした。2月は本数減るんだろうなぁと思いつつ、見られる限りみたいと思っております。映画を見るのに適切ではない環境で鑑賞ことも多々ありますが、悪いとは思いつつも、沢山見たいものがあるし、時間もあまり取れないということで仕方ないという感じです。

一月はとにかく新しい職場に慣れるのが精一杯で、絵を描く時間をいかに捻出するか勝負でした。週末疲れて動けない日もありました…。しかしありきたりだけど、充実していたと捉えることにします。

また余裕ができたら、勉強会や読書会に参加したいです。その前に、一人暮らしもしたい…やることたくさんだな。

ではまた〜

2014年1月1日水曜日

2013年にみた映画と今年の抱負

八月くらいから書いていなかったので続きから書き出してみようと思います。
書こう、書こうと思っているうちに年が明けてしまいました・・・。


2013年に見た映画


ゴッドファーザー

大犯罪者、マフィアの大ボスなのにオレンジくわえてあっさり死んでしまうのは運がよいと思った。マフィアのボスにしてはなかなか幸せな死に方なのではないか・・・。女性が人間未満な描き方でホモソーシャルだった・・・。

東京物語

ねむくなる、ねむくなると話に聞いていたがおもしろくって全く眠くはならなかった。かなり昔の映画のはずなのに現代に通じる寂しさというか、今年放送される映画であってもおかしくないような新しさ、自分の身に迫ってくるような切実なテーマでおどろいた。おばあさんがとても好きだった。

マンオブスティール

おもしろいといえばおもしろかったが、長く感じて飽きそうになった。二人父が出てくるのは監督の癖らしい。ニューヨーク大破壊は少々食傷気味・・・。

アーティスト

期待していたほどはおもしろくなかった。話がありふれすぎ。技術はすごかったが胸に刺さるとまではいかないかんじでした。

宇宙人ポール

この映画を見たあとに「俺たちに明日はない」を鑑賞したので、片眼のサングラスに熱を上げることができず残念だった・・・wとてもおもしろい映画。コメディー大好きだ

恋はデジャヴ

本当に本当に名作でよい映画でした。ループものの原点?的な作品。ことあるごとに見返して、一日一日を大切に生きることを忘れないようにしたい。そうもいかないのが人生なんだろうけど・・・

ミッション8ミニッツ

恋はデジャヴがよすぎてループものとしてそれほど印象に残らなかった。。。。

イグジットスルーザギフトショップ

評判がよかったのでみたのだけど、とくにおもしろいと思わなかった。

ザ・ヘルプ

一言では説明できないのだけどとてもよかった。黒人メイドさんの話。ラストがなかなか苦い。アメリカでは大ヒットしたらしい

クロニクル

一緒に行った友達が目が回ると言っていた。短くて見やすかった。せめて童貞を捨てさせてあげたかった。かわいそう・・・

そして父になる

職場と家の垂直と水平の移動について考えた。リリー家は水平、職場は家。福山家は自宅と会社が離れていて、会社は高層ビル。エレベーターで長いこと移動した。二人の男性の世界観が住む場所、移動によって表現されていたように思う。螺旋階段に降りていく冒頭も印象的。

魔法少女まどかマギカ反逆の物語

見たあとめちゃくちゃ疲れた・・・。この映画について語った記事はなんだかんだ興味深く読んでしまう。物語と言うよりは論文を読んだような頭の使い方をさせられる。会場は満杯で男女比率も同じくらい。ほむらは日常の幸せで満足せず、どこまでも真実を求める欲望を象徴していると感じた。業が深い。私はまどかの思考停止力を見習いたい。

目撃者(刑事ジョンブック)

アーミッシュについて描かれていたが、実際のアーミッシュとはすこし違うらしい。

すてきな金縛り

あまりよく覚えてない。マジックアワーのほうがすきだったかな

ハンナ・アレント

はじめて岩波ホールにいってみた映画。ざ・文芸映画!アイヒマン裁判の実録映像が流れ、PTSD発作をおこして倒れて痙攣していた男性のことが忘れられない。。

オーメン

よく出てくるのとラジオで爆笑問題田中さんが紹介していたので興味を持って見た。主演がグレゴリー・ペックだったのを知らなかったwwローマの休日でかっこいいとおもって以来か。

スタートレック (省略)

ET

号泣 (以下略)

ダイハード

ブルースウィリスすてき。日本の映画は素敵なおさーんのロールモデルがおらず、いつまでも十代の女子にこだわっていてきもい、という言説を思い出しました。

トップガン

教官との恋いるか?しりがる・・・・(´・ω・`)

フランケンシュタインの花嫁

老人の家の場面でひたすら泣いた。彼が進められたワインとパンは神の血と肉か

シカゴ(省略)

マーガレット・サッチャー 

あんまおもしろくなかった・・・

かぐや姫の物語

おもしろくなかったという人もいるがおもしろくなかったとはいえない・・・wラストのkyな音楽が好きでした。人とも話したが少々説明的なセリフがちょっとがっかり。

きっとうまくいく

めちゃくちゃおもしろかった。多くの人に勧めたい。

俺たちに明日はない

人を殺したらもう前の生活には戻れないのがアメリカンニューシネマ、これかというかんじでした。

シザーハンズ

パステルカラーと白黒のカラーの対比がとてもおもしろかった

アニマルハウス (省略)

34丁目の奇跡(リメイク版)

すばらしきかな人生とならぶ名作と言われているが、私はすばらしきかな人生のほうが好きだったなあ・・・リメイクじゃないほうも見てみたい。借りて見たあとにリメイクと気がついた

パルプフィクション

おもしろかったですwwwwこの映画について語っている記事をもっと読みたい。

最強の二人

うむー。いい話なんだけど、ふーんでおわってしまった・・・。

時計仕掛けのオレンジ

アレックス、できるだけ苦しんでしんでしまえという自分のなかの暴力衝動を垣間見た。やっぱり私は彼を愛せない。怖い。

スワロウテイル

日本語と英語入り乱れて話す機会が自分にもあるため、言葉の使い方がリアルで親しめた。チャラが好きだったしずっと気になっていた。見てよかった。

ゼログラビティー

ラストの魚がはじめて陸に上がり、恐竜へと進化するシーンがよかった。胎児のようにまるくなるシーンも。ジョージクルーニーに恋しそうになる。みんな言ってるとおりゼロが余計。

トレインスポッティング

うんこがやばい

エネミーオブアメリカ

授業で見てからそのままだったので残りを見たという・・・・。全部見ても複雑でまだちょっとよくわかってない。。。

ナイトオブザリビングデッド

元祖ゾンビ!予想よりこわかた

ドーンオブザデッド

あかちゃんはやめろおおおお!!!あとチェンソーぶったぎりもぎゃああああ!!!アール指定なるほど感。。。

メリーポピンズ

午前10時の映画祭の町山さんの話を聞き10年以上ぶりに鑑賞。お父さんを助けに来たという風にみるとかなり違って見える。子供の時何十回も見た。

モンスター上司

コメディはおもしろい。ああいうクソ上司映画、日本でもつくらないかな


                                                          

以上前回のブログと併せて78本を一年で鑑賞しました。
100本への道はなかなか遠いですが、町山さんの話で何度も出てくる映画、傑作といわれる映画を片っ端からみよう、というつもりで、できる限りみました。

本当の映画好きの方々には全然かないませんが、本数見ようと意識しているだけで、借りるし、鑑賞に慣れるし、自分も変わってくるような気がしました。今年はかなりやることが沢山ありそうですが、見られるだけチェックしてみたいなあと思っております。

昨年2013年は、よいこともたくさんあったのですが、なかなか自分としては振るわない年でした・・・。(とすぱっといえてしまうくらいには上手くいかなかったと思っている)特に仕事、就職については本当に失敗したと思っています。自分の計画性の無さが災いしたので自業自得なのですが・・・。そして、失敗したことについての焦りや、もっとうまくやれなかったのかという後悔、不満、情けなさもたくさんあります。この気持ちをバネにして、なんとか自分の満足できる職や生活が出来るようになるとよいのですが・・・。

「やりながら考える」

ここ二年くらいはそれしか道がありませんでした。今でも、もしかしたらそうなのかもしれませんが、12月のとある出会いは私に創作への勇気と力をくれました。今年からは本や学問を中心にするというよりも自分の原点というか、創作中心の生活に戻したいと思っています。数年以内に、絵を描く仕事、グラフィックデザイン等で暮らすことが目標になりました。営業活動のために、すこしこのホームページもいじる必要があるかもしれません。

このように宣言することが大切だということでまずはここから・・・w

まだまだ書き足りないことも多いですが

よい一年にしましょう。
昨年お世話になった皆様、すべての人に感謝します。本年度もよろしくお願いいたします。

2014年 元旦